高齢者疑似体験で分かった!本当に使いやすいトイレリフォームのポイント

先日、高齢者疑似体験をして、高齢者の方にとってのトイレの不便さを改めて実感しました。
トイレの不便さ、どこにある?
まずは、トイレのフタを開ける動作一つとっても、腰をかがめるのが大変でした。腰や膝が痛むと、ちょっとした動作でもバランスを崩し転倒しそうで怖いし、体力を消耗します。
そして、フタを開けた後、便座に座るために体を180度回転させるのもしんどく体の負担を感じました。逆にフタを閉める際も立ち上がった後、体を回転させてフタを閉めなければいけません。
便座に腰かけるのも一苦労。立ち上がるのはさらに大変で、手すりがないと転んでしまいそうでした。
また、タンクの上に設置されている手洗いも、手を伸ばすのが意外と大変。どこかに手をつかないと洗いづらく、手洗いだけで疲れてしまうほどでした。
解決策は?
これらの問題を解決するために、いくつかのリフォームポイントが見えてきました。
1. ドアは引き戸に
トイレのドアは、便器の横面(左右どちらか)に設置された引き戸がおすすめです。
2. トイレのふたは自動開閉に
フルオート便座にすることで、トイレのふたの開閉が自動になります。腰をかがめるだけでなく、体の向きを変えたりの動作の数が減り大幅に負担を軽減できます。
3. 手すりは必須
必要な場所に手すりを設置することで、立ち座りの負担を軽減できます。
4. トイレはタンクレストイレに
タンクレストイレにすることで、トイレの個室内が広がり、足が伸ばせ楽な姿勢を選べます。
例えば、タンクレストイレの「サティスS」に変えると、便器から前の壁までの距離が14センチ長くなります。14センチとはいえ足を曲げるのが困難な方には楽に感じられます。
5. 手洗いはすぐそばに
手洗いは、トイレから立ち上がってすぐの場所に設置しましょう。楽に手を洗うことができます。
理想のトイレは?
これらのポイントを踏まえて、高齢者の方にとって本当に使いやすいトイレを考えてみました。
トイレに入ると、自動でフタが開き、すぐそばの手すりをつたい、体の向きを90度変えるだけで便座に座ることができます。
用を足している間も、立ち上がる際も、手すりがあれば安心です。
手洗い場もすぐ近くにあるので、立ち上がってすぐ楽に手が洗えます。
出入り口近くの壁に手すりが1つあるだけで、楽に戸を開けることもできます。
高齢者だけでなく、介助をされる方にとっても使いやすいトイレになっています。
まとめ
今回の高齢者疑似体験を通して、トイレリフォームの重要性を改めて認識しました。
高齢者の方にとって、トイレは毎日の生活に欠かせない場所です。
だからこそ、使いやすさにこだわったリフォームで、安心・快適な生活をサポートしたいと思いました。
この記事が、高齢者の方や、これからトイレリフォームを検討される方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。
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